スポーツ外傷・障害(成長期等)

1.スポーツ外傷と障害の違い

スポーツ外傷とは運動中に強い外力や衝撃によって組織が損傷することを言います。

代表的なものに捻挫、打撲、骨折、肉離れ、靭帯損傷などがあります。

スポーツ障害とは特定の部位に過度な負荷が繰り返し加わることによって発症するケガのことです。

スポーツ外傷・障害(成長期等)

主な原因

  • オーバーユース(overuse)同じ動きや無理な運動を過度に繰り返すことで「使いすぎ症候群」と呼ばれています。
  • ミスユース(misuse)誤ったフォームでスポーツをすることで過負荷が加わることにより発症します。
  • ディスユース(disuse)急な負荷が加わることを指し、運動不足の方や突然運動をしたり、準備運動が不十分で発症します。
  • その他原因として休養不足、睡眠不足、栄養不足などが挙げられます。

2.成長期のスポーツ外傷・障害とは

2.成長期のスポーツ外傷・障害とは

成長期の特徴として、身体の成長が著しく一般的には小学校高学年~中学生の年代で身長はピークを迎えます。この時期は骨、関節は軟骨部分が多く、柔らかく厚い軟骨は外力に弱い特徴が有ります。また、骨がどんどん成長し大きくなる一方、骨量・骨密度は遅れて成長するため骨強度は未熟です。さらに筋・腱の成長は骨と比較して遅れて成長していくため、急激に身長増加した子どもは一時的に柔軟性が失われ、相対的に体は引っ張られることにより突っ張り、体幹、四肢の関節の柔軟性は失われ、結果として身体は硬くなります。この骨の成長と軟骨(特に骨端線)の問題、筋・腱成長のアンバランスが成長期スポーツ障害の特徴です。

①骨・・・身長に直接関与する長管骨は骨端、成長軟骨板、骨膜で成長する。成長軟骨部は力学的ストレスに弱く繰り返しのストレスによる疲労骨折や剥離骨折の原因となる
②筋・腱・・・骨の急な成長に対して相対的に筋の柔軟性が低下しているため、腱を介して骨付着部に牽引ストレスが繰り返し加わる。結果として骨端症の疾患にかかりやすくなる。
③靱帯・・・成長期の子供に関しては、靭帯組織よりも骨の強度の方が脆弱なことが多い。捻挫などの傷害発生時に靭帯組織の損傷より骨付着部からの傷害を起こしやすい特徴が有る。

3.よく見られるスポーツ外傷・障害

1)腰部

①腰椎分離症、すべり症
②腰椎椎間板ヘルニア
③筋・筋膜性腰痛症

2)上肢

①投球肩(リトルリーガーズショルダーなど)
②野球肘(離断性軟骨炎、上腕骨内側上顆障害・裂離・骨端線離解、靭帯組織、変形性関節症などの病名を包括的に含んだ病名)
③手根骨骨折(舟状骨骨折、有鉤骨鉤骨折)
④TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷

3)下肢

骨盤・股関節・鼠径部

①鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)

①オスグッド・シュラッター病
②ジャンパー膝(膝蓋腱炎・大腿四頭筋腱付着炎)
③鵞足炎
④腸脛靭帯炎
⑤分裂膝蓋骨
⑥離断性軟骨炎
⑦半月板損傷

下腿

①シンスプリント

①足関節捻挫
②足底腱膜炎
③アキレス腱付着部炎
④有痛性外脛骨障害
⑤シーバー病(踵骨骨端症)

図:外傷・障がい等からの競技復帰の過程
図:各リハビリテーションの違い

コンディショニングとは

「ピークパフォーマンスの発揮に必要な全ての要因を、ある目的に向かって望ましい状態に整えること」(日本スポーツ協会,2011)

リ・コンディショニングとは

「何らかの原因により、体調が崩れてしまった状態から健康な状態まで戻す「体力プログラムのこと」

アスレティックリハビリテーションとは

日常生活が送れるようになった後、スポーツ競技復帰などより高い活動レベルへ復帰することを目的とする。

メディカルリハビリテーションとは

「何らかの外傷・障がい、疾病などによって身体的機能を低下させたり、制約されたりした際に、的確なリハビリテーションを行って、日常生活動作を獲得し、社会復帰を目的とする。

「はるとわく」では経験豊富な国家資格等を有する担当者が、日常生活や競技復帰に向けてのあらゆる過程をしっかり、適切にサポートいたします。
※病院にて医師により診察を受けている方は、紹介状を持参頂くか、もしくは主治医の治療方針を必ず担当者にお伝えください。

アプローチメニューや料金に関しましては料金案内をご参照ください。